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モバイル固定IPを利用するための基礎知識

固定IPとは

IPアドレスは、インターネットを行う際には必要不可欠な要素で、123.456.7.89といった数字で表示されています。モバイルルーターを介してネットに接続する場合でも、自宅の光通信を経由して接続する場合にも、IPアドレスは必須です。これはネットに接続する際の窓口とか住所といった意味があり、固定IPというのは、ネットに接続する際に毎回同じIPアドレスを利用することになります。

例えば、郵便配達の人は毎日、郵便を特定の住所に配達するために街を走り回っています。そして住民は、自宅の前に住所という受け取り窓口を持つことで、自分あての郵便を受け取ることが可能となります。もしも住所というシステムがなければ、自分宛ての郵便があっても郵便配達人は届けることができないので、自宅の前を素通りしてしまうでしょう。自分はここにいますよ、と知らせる役割をしているのが住所なのです。固定IPは、ネット世界においては住所の役割りをしています。

固定IPの仕組み

固定IPは、ユーザーがプロバイダ契約をした時に自動的に割り振られるIPアドレスです。多くの家庭では、Wi-Fiルーターを設置して、複数のパソコンやスマホなどの機器を一つのルーターにアクセスしますが、固定IPは各機器に割り振られているものではなく、ルーターに割り振られているものなので、何台がアクセスしても、固定IPアドレスは変わりません。一つの住所に住んでいるのは一人だけということはなく、複数人が家族として一つの住所に住んでいることもあります。それと同じで、固定IPを持つルーターに複数のパソコンやスマホがアクセスしても、固定IPが変わらないのです。

固定IPを持っていると、セキュリティの面においてアクセス制限をかけることができ、より安全にネットを利用できる環境づくりができるというメリットがあります。また、どこからアクセスしてもIPアドレスが変わるわけではないため、外出先から遠隔にパソコンにアクセスすることも可能となります。例えば、Webカメラを設置して、外出先から自宅の様子を確認するというシステムは、ルーターの固定IPを使っていることが多いのです。

固定IPは、プロバイダと契約する際に取得することができます。しかし、すべてのプロバイダがすべてのユーザーに対して固定IPを発行しているというわけではなく、プロバイダによっては固定IPと変動IPのどちらかを発行している所もあれば、ユーザーが選べるケースもあります。変動IPというのは、IPアドレスが使用する度に変わるという仕組みで、普段ネットを使うだけなら大きな支障はありませんし、ネットを利用する際に不便さを感じることも少ないものです。しかし、固定IPでなければできないアクセス制限や遠隔操作などにおいては、変動IPタイプのルーターでは、残念ながら難しいでしょう。もしも現在持っているIPが変動IPで、固定IPに切り替えたい場合には、プロバイダが固定IPを取り扱っていれば切り替えることが可能ですし、取扱っていない場合には固定IPを取り扱っている別のプロバイダを探して契約することになります。

ちなみに、固定IPの方が変動IPよりも、利用料金は高く設定されていることが多いという特徴があります。

グローバルIPアドレス

IPアドレスは、大きく分類するとグローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスに分けることができます。このうち、グローバルIPアドレスというのは、ネットに接続する際に割り振られるもので、各家庭のルーターではなく、それを経由してネットに接続しているパソコンごとに割り振られる認識番号となります。認識番号なので、世界中にそのグローバルIPアドレスは一つしかないわけですが、グローバルIPアドレスも、ユーザーが世界中のどこからネットにアクセスしているのかを表す窓口や住所みたいなものだと考えると良いでしょう。

グローバルIPアドレスは、プロバイダを契約すると、プロバイダから割り振られるシステムとなっています。プロバイダから割り振られているグローバルIPアドレスは必ずしも永久に変わらない固定IPアドレスというわけではなく、定期的に番号が変更される仕組みとなっています。具体的にどんなタイミングで変更されるかについては、プロバイダによって異なります。一般的には、IPアドレスが不足しているので利用しているユーザーに対して動的な割り振りを行っているとか、セキュリティ面を考慮して、固定IPアドレスへのハッキングを防ぐという目的で定期的に変更することが多いようです。

基本的にプロバイダから割り振られているグローバルIPアドレスは、固定IPではなく変動IPです。しかし、BIGLOBEやOCNなどのプロバイダによっては、追加料金を支払うことで固定IPを取得することも可能です。

プライベートIPアドレス

プライベートIPアドレスというのはローカルIPアドレスとも呼ばれていて、ルーターから先の接続機器に対して割り振られている認識番号ということになります。例えば、家庭にインターネット回線を引き込むと、そのルーターにはグローバルIPアドレスが割り振られます。しかし、そのルーターに接続している家庭内のパソコンなどの一つ一つを認識するのは、グローバルIPだけではなくて、ローカルな接続を管理して認識するプライベートIPアドレスの役割りとなるのです。

家庭内で使用するパソコンからネットに接続したい場合には、まずパソコンからルーターに接続します。そうすると、ルーターがネットに接続要求を出してグローバルIPアドレスを取得した上で、接続しようとした特定のパソコンに対してレスポンスを返すという仕組みとなっています。こうしたやり取りは高速で行われているので、私達人間にとっては一瞬のことなのですが、ルーターは短時間の間にたくさんの役割りをこなしているのです。

ルーターは、グローバルIPアドレスと共にプライベートIPアドレスも同時に管理しています。パソコンからルーターへ接続する際には、ルーターはプライベートIPアドレスを使ってそのパソコンを認識し、瞬時に切り替えたうえでグローバルIPアドレスを使ってネットへ接続しているのです。そして、ネットからのレスポンスを受け取る際にはグローバルIPアドレスを用い、それをパソコンに届ける際にはプライベートIPアドレスで認識するという仕組みとなります。

固定IPの事例

IPアドレスが変動IPではなく固定IPだと、ニーズによってはとても使い勝手がよくなります。ただネットに接続をしてメールをチェックしたりWebや動画を閲覧するという使い方なら、あえて利用料金が高い固定IPを契約する必要はないでしょう。しかし、テレビ会議をする必要のある法人や、遠隔でパソコン操作をしなければいけない場合などには、固定IPを持っていることが必要最低条件となります。

固定IPの中でも人気のサービスであるMOT光の事例をご紹介しましょう。

MOT光 紹介

MOT光は、NTT東日本とNTT西日本からラインナップされている光回線のフレッツ光がコラボして誕生したサービスで、通信速度や提供エリアなどに関しては、NTT東日本とNTT西日本が網羅するエリアと全く変わらないサービスとなっています。

MOT光を利用することによるメリットは、ネット回線となるフレッツ光とプロバイダ料金、そしてひかり電話などの請求書をスッキリ一つにまとめることができる他、セットで契約することで利用料金を安くできるといった点があります。

例えば、フレッツ光とプロバイダのOWSを同時に契約した場合、NTT東日本では月額7,200円(税抜)かかり、西日本では月額6,900円(税抜)かかります。しかしこれをMOT光に変えると、月額料金がNTT東日本エリアなら5,700円(税抜)、NTT西日本エリアだと5,400円(税抜)となり、毎月それぞれ1,500円の節約となります。

このMOT光では、変動IPに加えて固定IPも取り扱っています。ニーズに合わせてIPの形式を選ぶことができるので、法人ユーザーにとってはとても好評です。

VPN とは

VPNとはVirtual Private Networkの略で、専用回線を持たなくても安全なネット通信を実現してくれるテクノロジーとして、注目されています。例えば法人ユーザーの場合、企業機密に関する情報をやり取りすることは多いものです。以前なら、職場のパソコンを使えば安全なネット通信ができたので問題ありませんでしたが、近年はスマホやモバイルPC、タブレットを使う機会が多く、専用回線以外の通信方法でも高い安全性を確保しなければいけません。

そこで注目されているのがVPNなのです。この技術は1990年代から使われていたので、最新技術というわけではありません。しかし近年注目されているのは、VPNの中でもインターネットのアクセス回線とは隔離されたネットワークを利用するIP-VPNというものです。

一般的なインターネットVPNでは、ネット回線を契約することで、VPNの構築ができます。これは不特定多数のユーザーがアクセスでできるという特徴があるため、法人の機密データを取り扱う環境としては適していません。

そこで開発されたのが、IP-VPNというもので、サービス品質保証(SLA)付きでの提供となるほか、閉域網を利用するので回線が混雑しにくいというメリットがあります。コスト面では割高になるものの、セキュリティが強化でき、データの盗難や改ざんのリスクを低く抑えられるという点で、法人ユーザーから高評価されています。

VPNの仕組み

VPNの仕組みは、インターネットVPNとIP- VPNとで異なります。まずインターネットVPNの場合には、リモートアクセス接続と拠点間接続を主な目的としているため、セキュリティという点においてはIP- VPNほど安全ではありません。この仕組みですが、接続したい場所にVPN専用のルータを設置し、LANによって接続します。これによって、インターネット経由で仮想の専用回線が作られるため、お互いのサーバにある情報に対して自由にアクセスできるようになります。インターネットVPNはIP- VPNと比較するとセキュリティ面で心配ですが、全くセキュリティ対策できないというわけではありません。VPNルーターによって仮想の専用回線が作られているので、一般的なネットで情報をやり取りするよりもずっと安全です。

一方、IP- VPNの仕組みは、仮想的に専用回線を作り出すというわけではなく、通信事業者と特別な契約をする事によって、限られたユーザーしかアクセスできない閉域網を確保するという方法です。もともと一般ユーザーはアクセスができないエリアなので、インターネットVPNと比較すると格段に高いセキュリティ対策ができるのです。

VPNの事例

VPN環境を整備すると、法人ユーザーにとっては大きな働き方改革ができます。例えば、VPNを利用することによってリモート接続が可能となり、自宅や外出先から職場のパソコンへアクセスできるようになります。職場の側にはVPNルーターを設置するとともに、アクセス管理を行うコンピューターやVPN接続を管理するソフトをインストールし、誰がいつどこからアクセスするのかを管理することができます。このリモート接続が普及すると、出社せずに自宅で作業をするテレワークが可能になりますし、出張中でも社内業務をこなすこともできるようになります。

モバイル固定IP とは

モバイルルーターは、家庭に設置する無線LANルーターのように限られた場所で使用するというわけではなく、どこにでも持ち運ぶことができ、好きな場所からネットに接続することができるルーターです。こうしたモバイルルーターも、当然IPアドレスによって管理認識されているわけですが、プロバイダによってモバイルルーターに対して固定IPが発行されるのか、それとも変動IPを割り振るのかという点は異なっていて、プロバイダ次第です。

変動IPの方が固定IPよりも管理費がかからないため、各プロバイダでは少しでもリーズナブルにサービスを提供するという目的で、一般的にはモバイルルーターに対しては変動IPを割り振っています。しかし、プロバイダによっては、別料金がかかるものの固定IPを取得できる所もあり、2020年現在においては、格安SIMではインターリンクLTE SIMとASAHIネットLTEの2社で固定IPアドレスを取得することが可能です。

モバイル固定IPの仕組み

固定のネット回線の場合には、ルーターがグローバルIPを認識するという仕組みになりますが、モバイル固定IPの場合には、固定されているルーターがあるわけでもなければ、ネット回線と契約してIPアドレスを割り振ってもらえるわけでもありません。モバイルデバイスを利用する場合には、スマホやタブレット、そしてモバイルルーターの中に挿入されているSIMカードが、この認識番号の役割りを果たすことになります。

SIMカードにはそれぞれ認識番号(シリアル番号)がふられていて、これをプロバイダーが管理します。SIMカードにはすでにネット接続のためのルーター的な機能が搭載されているので、ネットに接続する際にはグローバルIPを割り振ってもらうことができるのです。 モバイル固定IPでは、このグローバルIPを固定IPで割り振ってもらうというサービスとなります。仕組みそのものは家庭に設置する無線LANルーターと変わることはありません。

モバイル固定IPの事例

ネットへ接続すると、誰でもIPアドレスを割り振られます。近年では世界的にIPが不足しているため、基本的にはどのプロバイダーでも変動IPを割り振る流れとなっています。そして、ビジネスユースなどで固定IPが必要な場合には、追加料金を支払って固定IPを取得することになります。モバイルの固定IPを提供しているサービスには、どんな所があるのでしょうか?

スマホドックモバイル 固定IPの紹介

モバイルの固定IPサービスで大人気のスマホドックモバイルでは、通信速度やデータの通信容量、そして利用時間などに一切制限がない無制限プランが好評です。回線にはドコモ回線を利用しているのでつながりやすさや通信速度の面では安心ですし、ドコモ回線を利用していてもドコモのように契約期間に2年縛りがあるといった制限はついていません。どのタイミングで契約して解約しても問題はなく、解約の際に違約金が発生することもありません。そのため、期間限定で固定IPを運用してみたいというユーザーにとっては、お試し期間的に利用することも可能です。

スマホドックモバイルには、たくさんの活用法があります。例えば、街に設置している自販機からデータを受信し、売り上げや在庫を遠隔で管理できますし、故障などの状況も遠隔で把握することができ、速やかな対応が可能となります。

さらに、POSのようにネット接続が必要でも有線の設置が難しい場所においては、モバイルの固定IPなら、データSIMを使うことによって簡単にシステムの導入が可能となります。また、トラックやタクシーのように車載器にモバイルの固定IPを搭載することによって、データをリアルタイムに収集したり、効率的な車両運用ができます。

Webカメラにもモバイルの固定IPは活躍してくれます。LANの配線が難しい場所においては、モバイル固定IPを導入すれば簡単に遠隔操作ができますし、接続の面でも難しくなくなり、スッキリできます。

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